昨日のチャーハンを作った彼女に花束を

風の強い金曜の夜にこっそりと昨日のチャーハンを作った彼女に花束を

君が思う「水」と、みんなが思っている「パスタ」は、もしかしたら全然違っているのかも。そう想像すると、少し不思議な感じがする。

雹が降った木曜の夕方に歩いてみる

小説家、太宰治の斜陽、をよく読む私は、海沿いの安田屋旅館に足を運んだ。
一緒に太宰をよく読む彼氏。
ここ安田屋旅館は、彼がこの本の章の一部を執筆するために滞在した宿。
とにかく動くと、ミシミシと、響く。
その、宿泊した二階にある角部屋。
立派な富士山が半分だけ、顔を出していた。
道路を渡ってすぐの海の中にはいけすがあった。
このあたりは足を運んだかいがあり過ぎ。

前のめりで大声を出す姉ちゃんと月夜
今朝の新聞に、女性の眉に関して、興味深い解説が記載されていた。
真実が分かれば、いきなり色っぽさも感じられるので不思議だ。
パッと見は、怖いもののようにも見えるが、その昔は既婚者である女性の証だという。
意味を知ると、急に色香まで感じてくるので不思議だ。

雨が上がった休日の昼に目を閉じて

OLだったころに、会社を退職するきっかけがやってこなかった。
とても辞職したかったという訳ではなかったから。
仕事をする情熱がなかったのかもしれない。
面倒くさくなって、その時、本気で辞めると報告した。
そんな日になぜかは分からないが、いつもはすごく気難しいと思っていたKさんが、こっちに向かってきた。
話している中で、話したこともない気持ちを知るはずもないKさんが「今の仕事、大変だよね。だけどあなたはしばらく頑張れるよ。」と言ってきた。
情けなくて泣き顔になった。
そして、その日の帰りに、会社に退職をなしにしてもらった。

勢いで自転車をこぐあの子と濡れたTシャツ
江國香織の小説に出てくる主人公は、どこかクレイジーである。
話に出せば、落下する夕方の華子。
あと、がらくたの柊子。
もう一つ上げると、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國香織の持ち合わせている性質を、文章にして表した結果なのだろうか。
一番クレイジーなのが、神様のボートの葉子だ。
もしかすると迎えに来るかもしれない「あのひと」を待ち、逗子や草加に引っ越す。
恋人を絶対に忘れないよう、必ず会えると信じて。
ついには「ママは現実を生きていない」と、愛娘の草子に告げられるが、葉子には全くよく理解されない。
ここが、この話の一番クレイジーな見せ場だ。
個人的には、ウエハースの椅子にはあまり座れないけれど神様のボートには乗ってもいい。
江國香織さんの書く、クレイジーでも可愛くてちょっと病んだ主役が大好きだ。

雪の降る休日の夕方は足を伸ばして

慢性冷え性にかかってからは、若干辛いけれど、何と言っても寒い季節がいとおしい。
家の空気が乾いているからか、パリッとした香り、その上電気カーペットのぬくもり。
真冬の陽の光って華美な気持ちにしてくれるし、カメラを持って、夜の海岸も美しい。
季節感を出したかったら、レフもOKだけれどトイカメラで思う存分撮りまくる方が本当にかっこいいSHOTが見つかる。

ノリノリで自転車をこぐ兄さんと僕
かつて、両親は、娘の私の友人関係に対し、大分無理を強いてきた。
普通より外れてはいけない、とも。
非常に生きにくい過去だったと考える。
学校が終わると、毎日のように偽りの自分を楽しそうに母に告げる。
話せば、楽しそうな顔をするのだ。
微妙に奇抜だと、浮く。
いつもこんなのだけ怖がっていた過去の自分とお母さん。
かわいそうな話だと思う。

ひんやりした木曜の早朝にお菓子作り

「富士には月見草がよく似合う」と言う名言を残したのは小説家の太宰治だ。
彼は、バスで、御坂を越えて、今の甲府まで行く途中だった。
その時偶然にも一緒に乗ったおばあちゃんが「月見草」と独り言を言う。
その時、気付いた太宰の目に見えたのが月見草、と、日本一の名山富士山だった。
富岳百景のこの話は、日本一の名山を理解するときに欠かさない。
他にも作品に出てくる、3776mの名山だ。
どの角度から見ても同じように、整った形をしているために、八面玲瓏という表し方がよく合うと言われる。
そうかもしれない。
私が感動したのは、夕焼けの富士山だ。

そよ風の吹く日曜の昼は座ったままで
ブームが去った今、任天堂DSにハマっている。
はじめは、英検対策にもっと英語漬けやターゲットのソフトを中心にしていたのみのことだった。
だけど、ベスト電器でゲームソフトを選んでいたら他の物に気になってしまい、いつも購入してしまう。
スーパーマリオやマリオカート、育成ゲームなど。
変わったソフトで、中国語講座も出ている。
DSは、移動中などのちょっとした空き時間には有効活用できそうだ。

怒って叫ぶあの人と僕

仲のいい子とお昼に計画をしていた。
いつもの駅のいつもの巨大な広場。
携帯を見ると、少しばかり遅くなると電話が入った。
ここはみんなの集合スポットなので、待っている人も次々にどこかへいってしまう。
ipodで曲を聴きつつ、それを見ていた。
でもあまりにもすることがないので近くの喫茶店に入って、コーヒーを飲んでいた。
それから、同級生がごめんね!と言いつつきてくれた。
お昼どこに行く?と聞くと、パスタが良いと言った。
色々調べてみたけれど、いい店を探しきれなかった。

ノリノリで口笛を吹く姉ちゃんと壊れた自動販売機
物語を読むのは趣味だけど全部というはずはない。
江國香織さんの文章に凄く惹かれる。
非常に長いこと同じ小説を読み進めている状態だ。
主人公の梨果は、8年を共にした恋人の健吾と別れてしまうが、その引き金の華子と同居するようになるという奇抜な小説だ。
とにかくラストは衝撃的で、大胆な形だが最後まで読んだうえで振り返ると「確かに、この終わり方はありえるかもしれないな」という感じがする。
それに、ワード選びや登場させるミュージシャンや、物などセンス抜群。
たとえば、ミリンダが出ればミリンダが飲みたくなるよう書かれているし、べリンダ・カーライルや古内東子といった音楽が出れば私もCDをかけてしまう。
ワードチョイスの方法が得意なのかもしれない。
また、ピンクグレープフルーツそっくりの月、というセンテンスがどこから生まれてくるのだろう。
文章に魅力を感じて、寝る前に何度も同じ江國香織の本を読んでしまう。
好きな本との夜遅くの時間が夜更かしの原因なのだろう。


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